みなさん、こんにちは。
福山市ばら公園すぐにある【女性とこどもの鍼灸院 SEISHIN 】です。
さて今回も「血」について続きを。
血には気のように様々な種類はないので、
血の病の分類について解説をしていきますね。
「血」の病いを大きく分けると、血の虚か実かに区別できます。
そういえば「虚・実」という、大事なキーワードの説明が抜けていましたので
先に説明します。
以前、「気のお話③」で正気(せいき)と邪気(じゃき)についてお話しをしていたのを覚えていらっしゃしますか?
お忘れでしたら、こちらをクリックして見てくださいね。
https://seishin-shinkyu.com/wpsite/archives/info/%e6%b0%97%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%a9%b1%e2%91%a2
この正気が不足している状態を「虚」といい、
体にいらないもの邪気がある状態のものを「実」といいます。
これに従って、血を分類すると、
正気の中の血が不足しているものを「血虚(けっきょ)」
体にとっていらないもの、邪気で、実っしている血のことを「瘀血(おけつ)」
もしくは「血瘀(けつお)」と言います。
血虚があれば、出やすい症状は、、、、
顔色が青白い、つやがない
舌や口びる、爪の色が淡泊
目のかすみ、視力減退
筋肉の引きつり、シビレ、
動悸、不眠、夢が多い、眠りが浅い
月経の量が少ない
その反対に血の実である瘀血があるとでやすい症状は、、、、
口びるや舌の色が紫色を含んだもの暗い色に全体、もしくは一部がなっている
皮膚のキメが粗くなり、ザラザラしてうろこ状になっている(肌皮甲錯)
顔にシミが多い
生理の経血に塊があり、月経痛がきつい
赤紫の細かい血管が出ている
夜間に痛みが増す
このように、血の虚か実によって体にでてくる症状は異なります。
今日はこのあたりでおしまい。