節分がすぎて立春に入りました。

東洋医学ではこれまでの秋や冬の陰の季節から、

春夏の陽の季節へと転換される

大きな節目であります。

 

 

 

今年は暖冬のせいもありますが、

当院玄関前の植木も、新芽が出てきて

春の到来を感じています。

 

 

 

春は生命が生まれ、成長する季節。

そして上へ上と気が活発に動きます。

 

 

 

 

これを東洋医学の古書『黄帝内経』で、

「発陳」といいます。

 

 

 

 

 

この動きを妨げないよう、

衣服や髪の毛は締め付けず、ゆったりしたものにし、

のんびりと散歩をすることを春の養生法として

古来より説かれています。

 

 

 

 

 

また春は五臓でいうと肝。

春の養生が悪かったり、元々肝の働きが悪い人は、

この季節に肝を患いやすくなります。

 

 

 

 

症状としては体の上部、頭痛や耳鳴り、めまい、

もしくは自律神経失調症がでやすくなります。

 

 

 

 

春になると調子が悪くなる方は

肝の不調、もしくは肝とその他の臓腑の関連で

不調があるということです。

 

 

 

春に調子を崩しやすい人は

先ほどの古来の養生プラスして現代では

カフェイン類(コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶)、

特にコーヒーは他のカフェインよりも気を上げる働きが強いので

飲みすぎに注意すること。

 

 

 

 

あ、コーラーもです。

そしてココアやチョコレートも。

 

 

 

 

これからバレンタインで、いつも以上にチョコを食べる

機会が増えますが、チョコは保存が効くので一気に食べずに、

チョコっと少しずつにしましょう(笑)。

 

 

 

 

 

夜遅くまでスマートフォンなどの画面を長時間見る事や、

イライラしたり、普段以上にストレスが強いことも肝陽が高ぶって

バランスを崩しやすくなるので、特にこの季節は控えめに。

 

 

 

 

逆にのびのび体を動かし、ワクワクする気分が

この季節は心と体に最適です♪

 

 

 

 

春の養生に気をつけて、

活き活きと暮らしていきましょう~。