コロナ禍で私もいっぱいいっぱいになり久しくご無沙汰しておりました。
コラム連載再開です!
女性鍼灸師が臨床からあなたの毎日に活かせる東洋医学の話しを
わかりやすくお伝えしますね。
東洋医学では、体の中には「五つの大切な働き」を担うメンバーがいます。
それが 五臓(ごぞう)—— 肝・心・脾・肺・腎。
この五臓がしっかりチームプレーをしてくれることで、女性の健康が守られています。
☆五臓は「ただの臓器」ではありません
東洋医学では西洋医学的な「臓器そのもの」という意味だけではなく
🔹 体とこころの働き
🔹 ホルモン・血流・栄養・免疫などの機能
🔹 季節や感情との関わり
まで含んだ、広い概念です。
つまり五臓は、
体・こころ・自然のリズムをつなぐ司令塔
のような存在です。
☆女性の元気を支える五臓の役割(ひとことで!)
| 臓 | ひとこと説明 | 女性との関わり |
|---|---|---|
| 肝(かん) | 血の貯蔵庫・情緒の調整 | 月経・ストレス・妊娠準備 |
| 心(しん) | こころと血の中心 | 不眠・動悸・産前産後や更年期の感情 |
| 脾(ひ) | 栄養・血をつくる土台 | 生理の出血・母乳の生産・気血の生産・痩せ/むくみ、 |
| 肺(はい) | 呼吸とバリア力 | 免疫・乾燥・花粉症・肌荒れ |
| 腎(じん) | 生命力と成長・生殖 | 女性の体作り・妊活・更年期・老化予防 |
五臓がしっかり働いていると、
**女性は「美しく・しなやかに・年齢を重ねられる」**のです。
☆五臓はチーム!どれかが乱れると全部もしくは他の臓に影響が…
例えるなら…
-
肝がストレスでキレる → 脾の食欲が落ちる
-
腎が弱る → 肝の血が足りずイライラ
-
肺が乾燥 → 肌荒れ&脾も弱ってむくむ
女性の体は特に月経で血を失うため肝・脾・腎の連携が大きなカギになります。
☆五臓の整え方(今日からできる3つ)
| できること | なぜ良い? |
|---|---|
| ① 睡眠をしっかりとる | 気血とホルモンの回復時間だから |
| ② お腹と腰を冷やさない | 気血の巡り・妊娠力の維持 |
| ③ 深呼吸する | 肺の全身の気の流れと肝のストレス緩和 |
「ちょっとした毎日の養生」こそが五臓の味方です✨


