みなさん、こんにちは。
福山市ばら公園すぐにある【女性とこどもの鍼灸院SEISHIN】です。
前回に引き続き、猛暑(夏)の養生について、話しを続けます。
火の性質は熱。
燃えたぎる炎のごとく、熱をもち、上に向かいます。
暑の性質は、熱+湿、つまり陽の性質と陰の性質を兼ね備えます
ので、火よりも複雑な性質になります。
しかも熱と湿の比重の違いがあり、
熱の方が比重が強いのか、湿の方が比重が強いのか。
本当に複雑、、、。
当院では、このあたりを分析、分類して鍼をするわけです。
また夏は冷房、冷たい飲食という、
全く違った『寒』性質のものも加わります。
正直、治療師からすると、夏は治療がやりにくい季節です。
体でいうと、
熱は上部から犯しやすく、
湿は中部~下部を犯しやすく
寒は下部から犯しやすいという性質があります。
そして対応する臓腑は
熱は心(肝)
湿は脾
寒は腎
また外気からの影響を受けやすいのはまず肺。
このように外気の性質と体が犯された部位、そしてその方の体質によって、
異なった症状が出るわけです。
なので、季節の養生法でも細かくみると、
自分の家や仕事がどの環境、屋外での熱が強い場所にいるのか
建物の中のよくクーラーのきいた涼しいところにいるのか、
沼地のような湿気の多い近くにいるのかで違ってきます。
これは一般の方にはすぐには判断がしにくところだと思いますので、
次回はまず一般的な季節の養生をお話ししますね!