みなさま、こんにちは。
福山市ばら公園すぐにある【女性とこどもの鍼灸院 SEISHIN】です。
さて今回は前回に引き続き「気の分類」についてです。
営気と衛気。
営気は体内の脈の中、血とともに流れる気で、その機能は
①全身をめぐり臓腑の栄養すること
②血の成分になること。
衛気は脈の外をすばやく動く気で、その機能は
①皮膚表面において外邪(体の外にある邪気)の侵入を防ぐ
②皮膚を温めて栄養すること
③汗腺の開閉を調節して体温を調節すること
余談ですが、子供などに治療するときには、古代鍼という鍼を使用します。
この鍼は刺さないで行う鍼で、さっと一瞬、皮膚表面に当てる、
もしくは皮膚表面に鍼をかざして(皮膚表面から少し離して)行う治療です。
つまり、この衛気を動かす治療なんです。
衛気はとても気の動きが早いので、鍼をする時間はほんの一瞬で良く、
また衛気は一部変化し営気にもなるので、内臓の気も動かすことが
できるんです。
鍼ですが、刺さないで治療効果が出るので、
ママさんたちにはいつも不思議がられます。
ちなみに子供でも数穴しか施術しません。
そして子供の方は大人のように先入観がないので、
素直に鍼を受けてくれます。
神経質な子供は最初だけ、嫌がったり泣いたりしますが、
数回続けて治療すると痛くないし、鍼をすると体が楽になる
ことを感じてくれるので喜んで来てくれます。
なかには子供本人から治療院に行きたいと親に言うほどなんですよ。
では今回はこの辺りで。
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