みなさま、こんにちは!
福山市ばら公園すぐにある【女性とこどもの鍼灸院 SEISHIN】です。
前回は「気」を正気と邪気に区別してのお話しでした。
これまでの『気』のお話では、英語でいうと『whole(ホール)』まるごと、
全部というふうにとらえるといいでしょうか?
「気」は自然におけるすべてものを構成する物質の根源です。
そのwholeの意味をもつ「気」を、今回は分類してお話しをしますね。
人間において生命活動をするのに必要な基本物質を大きく分けると、
気(き)、血(けつ)、津液(しんえき)、精(せい)、神(しん)と分かれ、
その気はまた、元気(原気)、宗気(そうき)、営気(えいき)、衛気(えき)、
臓腑の気、経絡の気に分類します。
元気(原気)については「気のお話②」で「先天の精と後天の精」のところで
少し触れておりますが、生命活動の原動力となります。
逆にこれがないと、生命活動ができない、元気ない状態になるわけです。
まさしく元気の源であり、この気が充分あれば生命力にあふれ、体質は健常で、
病気になることが少なくいることができる大きな要素です。
こちらは特に腎と脾の臓が関係します。
次に「宗気」。
こちらは外の空気(清気)を胸に入り、元気と合わさってできたばかりの気をさします。
この宗気がそれぞれの気に変化して全身に行きわたり、生命維持活動を行います。
だから呼吸ができないと、生きていけないわけですね。
こちらは、とくに肺と心の臓が関係します。
今回も専門的な内容になりました。
次回は営気、衛気についてお話しをしますね!
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