東洋医学でいう「肝(かん)」は、
女性の体とこころのリズムを支える、とても大切な臓です。

月経・妊娠・出産・更年期――
女性の一生を通して、肝は働き続けています。

🟢 肝は「血」と「流れ」を司る臓

肝の働きは、大きく3つにまとめられます。

🔸血(けつ)を蓄え、必要なところへ配る

東洋医学では、
肝は「血の貯蔵庫」と考えられています。

💡 女性は血を多く使う存在

  • 月経
  • 妊娠
  • 出産
  • 授乳

そのため、
肝の状態=女性の体調
と言っても過言ではありません。

📌 肝と血の状態が反映されやすいもの

  • 月経周期
  • 経血の量・色
  • 月経痛・PMS
  • 目の疲れ・めまい

🔸気の流れをスムーズに保つ(疏泄作用)

肝は「気(き)」の流れを整える役割も持っています。

🌀 気の流れが滞ると…

  • イライラしやすい
  • 胸・脇・お腹が張る
  • のどのつかえ感
  • ため息が増える
  • 便秘

女性は
🔹環境の変化
🔹ストレス
🔹我慢
の影響を受けやすく、
肝の気が滞りやすい体質傾向があります。

🔸感情(特に「怒り」)と深く関係する

東洋医学では
肝は「怒(いかり)」の感情と結びつく臓です。

💬
怒り・不満・抑え込んだ気持ちが続くと、
それは「体」に現れてきます。

これは性格の問題ではなく、
体の自然な反応

👉 だからこそ
「こころを整えること」も
肝のケアにつながるのです。

🌿 肝を守る、今日からの小さな養生

🟢 夜12時までには就寝
🟢 目を酷使しすぎない(特に睡眠に入る1時間前)
🟢 深呼吸を意識する

これだけでも、
肝の負担はやさしく軽くなります。

 次回予告(後編)

肝と妊娠・出産・更年期の深い関係
ライフステージごとの肝の働きを詳しくお伝えしますね。