このコラムは福山市にある女性とこども専門の女性鍼灸師が
「東洋医学と女性の体」シリーズとして、
体のしくみをやさしくお伝えしています。
🌿 五臓の助け合いのイメージ
東洋医学では五臓はつながりをもって体を支え守っていると捉えます。
この関係を専門用語で「相生(そうせい)」と言います。

肝(巡り)
↓
心(まとめる)
↓
脾(栄養をつくる)
↓
肺(全身に広げる)
↓
腎(土台)
↓
肝へ戻る
🌿 このように、一周して
お互いを支え合う流れになっています。これを相生と呼びます。
🌿 体は「助け合い」でできている
それぞれが助け合いながら働いている
どこか一つでがんばるのではなく、
みんなで支え合うことで
体のバランスが保たれています。
これはいわば家族やチームのような関係に似ています。
🌿 五臓の流れを少しやさしく見ると
先ほどの流れを、
もう少し日常の感覚で見てみましょう。
🔸脾 → 肺
(栄養があるから元気に動ける)
食べたものから栄養をつくる「脾」。
その栄養を、肺はしっかり呼吸によって
全身にエネルギーを広げる届けることができます。
👉 しっかり食べることと深い呼吸で元気になる
🔸肺 → 腎
(呼吸が深いと体の土台も安定)
肺で取り込んだエネルギーは、
体の奥にある腎を支えます。
呼吸が浅い状態が続くと
体の土台も弱りやすくなります。
🔸腎 → 肝
(土台があるから巡る)
腎は体の「根っこ」。
この土台がしっかりしていることで、
肝は気や血をスムーズに巡らせることができます。
👉 体力や根っこがしっかりあると、隅々までしっかり動けるイメージ。
🌿 この流れがあるから元気でいられる
このように体の中では
🌿 栄養をつくる
🌿 巡らせる
🌿 支える
という流れが自然に行われています。
この流れがスムーズなとき、
- 回復できる体
- よく食べよく動けてよく眠れる
- 気持ちが安定する
という状態になります。
つまり心身ともに健やかな状態でいられる、ということです。
🌿 流れが崩れると不調になる
逆に、この助け合いがうまくいかなくなると
- よく眠れない
- 食欲が落ち体力の低下
- 気力の低下
といった不調が出てきます。
これは
👉 どこか一つの問題でもありますが、
つながりが弱くなっている状態でもあります。
🌿 東洋医学の大切な見方
東洋医学では
体は各臓だけでがんばっているだけではなく、
みんなで支え合ってもいる
と考えます。
この見方を知るだけでも、
自分の体への向き合い方がやさしくなっていきませんか?
🌿 次回予告
次回は
🌿 バランスを取るための働き(相剋そうこく)
について見ていきます。
体が崩れすぎないように、
どのように調整されているのかを
やさしくお伝えします。


