症例５　耳鳴り

初回　平成２３年４月１５日
主婦　62歳

＜主訴＞
耳鳴り（じーんと高い音が聞こえる）
３年前より発症、段々と気付いたらなっていた。
耳の聞こえにくさもあり

＜証＞　肝血虚
長年、商品検査をされる仕事をされており、目を酷使された結果、目と関係が深い臓で
ある肝血を消耗し、耳に栄養がいかなくなったため、耳鳴が発生したとした。

＜治療＞　肝兪
このツボを補うことことにより肝血を高める。

＜経過＞
第１、２診目、変化なし
第３診目、前日忙しく耳鳴りの音がいつもより大きい。
第６診目、耳鳴りをあまり感じない日がでてきた。
第１１診目、耳鳴の音１割程度だけ。ほとんど気にならない。
第１７診目、昨日は３割程度耳鳴りがしたが、今日はなし。
第２０診目（６月２７日）ここ二日間は耳鳴り聞こえず。

以前より、だいぶ耳鳴りの音を気にすることが減ってきているようです。
現在も、週２回で治療継続中

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約３年間という慢性のご病気でしたので、最初の方は症状に変化なかったり逆に音が大きくなったりしたのですが、患者さまが根気よく定期的に通われたため、治療開始二カ月半で
症状の大幅な改善ができましたことをうれしく思います。

また当初、便秘ぎみだったのですが、便通も良くなったそうです。

このように慢性の病気の治療は最初の方は効果がでにくいこともありますが、根気よく続けていくことでだんだんと良くなっていきますし、その方の大本の治療をしていきますので、その他の症状も自然と良くなるのですよ。

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